2013年12月30日月曜日

山梨のワイン販売は一升瓶が主流

先日、山梨に日帰りで行った。おみやげにワインを買ってかえろうと、勝沼近辺のワイン専門店に立ち寄った。そこで、ワイン店なのに、一升瓶(1800ml)がところ狭しと置かれていることにきづいた。

聞いてみると、山梨では通常のワインボトル(720mlまたは750ml)ももちろんあるが、一升瓶販売のほうが主流とのこと。東京でみかけない理由は、ワイン専門店の棚が世界標準のワインボトルに合わされているかららしい。また、日本酒と違い、利益率が低いので小売店は数がはける小さいボトルを好むという理由もあるそうだ。

こういう話がダイレクトに聞けるのが、ネットショッピングに対するリアルショッピングの優位点というところではないかと思う。実際、この店にはまた機会があれば行きたいと思う。

なお、ワインサイズの話はこのブログに詳しく書かれている。

値段も安かったので一升瓶の白ワインを二本購入。あわせて4千円ちょっと。味はまだ飲んでいないのでわからないが。



ライターはサイズ比較用。

Koboについて

最近はやりの「ユーザーエクスペリエンス」というのが、何を意味しているのかはさておき、読書という集中を要する行為において、「操作」でその集中を阻害されるのは避けたいところ。

楽天のKoboはeInkを使った電子書籍デバイスで、国産ではないが国内サービスということでそれなりに応援したい気持ちもあり、今年の頭に購入してみた。しかし、Kindle Paperwhiteとくらべてみると、どうも使いにくい。本のページをめくるのはKindleと同じなのだが、一気にページをめくるというか、本の最初に移動するといった単純なことが、さっとできないのだ。一般化するつもりはないが、少なくとも、自分にはなかなか簡単にできない。

Wifiを設定したり、本を購入したり、とかそういう読書に直接関係しないことは、多少面倒でもかまわないが、読む行為に関するオペレーションは学習が少なくてすむことが望まれる。もちろん、KindleではなくKoboに慣れていたら逆に感じていただけで、単に慣れの問題かもしれないのだが。というわけで、Koboの使用率は極端に少なくなってしまい、というのは控えめでまったく使わなくなってしまったので、人に譲ることとなった。というより、もう譲ってしまった。

使いにくい部分を写真で具体的に指摘したいところでもあるのだが、すでに譲ってしまったため、それもできない。

で、そのかわりトライしてみようと思っているのだが、ソニーリーダーである。バックライトがないのが少々痛いが、自分の中では評価の高いKinoppyの書籍が読めるということ、それからページめくりがわかりやすいハードのボタンということで、年末年始に購入してみたいと思っている。



アラビア語勉強会#001

アラビア語の勉強会を友人と始めた。なぜアラビア語か?とにもかくにも普段の生活や仕事で無関係なことをという主旨で、今回アラビア語は選択された。では、なぜ「無関係」なのか?

通常の生活や業務のルーチンの中では、学ぶことも知ることも所詮既知の枠組みから出ることはできないので、とんでもなく無関係なものをやってみるのが良いだろう、というアレである。ちなみに、彼とは昔、大学時代研究室が同じでロシア語を勉強したことがあり、その総仕上げとして一緒にシベリア鉄道にのったりもした。そのときも、ロシアには全く興味がなかったのである。

ノイズに出会うのはなかなか簡単ではなく、興味がないものをあえて学ぶというのはそのための手法としていいのではという、そういうことである。

目標は、アラビア語で会話ができるようになるとかだいそれたことではなく、右から書く馴染みのないあの文字が読めるようになる程度でよかろうということにした。意味はわからなくとも、少なくとも音として読めるようになればまずは充分である。

テキストは、ページ数が少なくないとやる気にならないので一番薄かった(115ページ)、「超やさしいアラビア語入門」というのを選択。

最初、アルファベットを覚えるというところから始めて何回か勉強してみたが、これがさっぱり頭に入らない。何とか読める文字もできてきたが、アラビア語のアルファベットは、語頭と語中と語尾で形がかわるので、歯がたたない。

というわけで、作戦を変更し22ページの「アラビア語の発音」というところからやり直すことになった。

そこでわかったを以下に記しておく。


  • アラビア語は縦棒一本の「ا (アリフ)」以外はすべて子音。
  • 短母音は「ア」「イ」「ウ」しかない。
  • 「ア」は、子音文字の上に短い横棒「ファトハ」をつける。
  • 「イ」は、子音文字の上に横棒「カスラ」をつける。
  • 「ウ」は、子音文字の上にカンマのような「ダンマ」をつける。
  • 子音のみの場合は、子音文字の上に小さい丸「スクーン」をつける(ことがある?)。
  • 促音の場合は、文字の上にwのような「シャッダ」をつける。

このブログでも例文を入力したいのだが、キーボードの入力方法がわからない。OSXで、アラビアキーボード設定はできたのだが、何をどう入力していいやらさっぱり見当がつかないのである(わかったらまたここで報告する予定)。

そこで、出た疑問は以下のとおり。

  • ヘブライ語は子音しかないと言われているが、母音の表記はこれと似ているのか?
  • 子音のみの場合に必要なスクーンは、常に必要というわけではないのか?
  • 二重母音の場合はファトハ、カスラ、ダンマを組み合わせるのか?

それでも門前の小僧効果は、なかなか大したもので、文字表があれば何とか音は解読できるようになってきたような気がする。


2013年9月25日水曜日

Google+がChromeで真っ白に

昨日まで見えていたGoogle+のページが、今日突然真っ白になってしまった。

Chromeは新しいリリースがあるたびに自動更新されるので、それが引き金なのは間違いないのだが、直接の原因とは思えない。


検索して調べると、Web閲覧フィルターのi-フィルターを入れているとこのような状況になるというブログ記事は散見されたのだが、そもそもOSX版のi-フィルタはない。ということで、いろいろChrome用の機能拡張で怪しそうなものがないか探ってみた。

その結果、原因は広告を見せなくするAdblock Plusであることが判明。


「このサイトで有効」をオフにすると問題なく閲覧できるようになった。たぶん、Google+にかぎらず、真っ白状況が発生した際には、Adblock Plus等を確認するのがよいかと思われる。

同様の現象でお困りの方がいればということで、この記事をエントリーしておきます。

2013年9月19日木曜日

iOS7のアップデートを行うべき?

iOSがフラットデザインでどうのこうのとか、慣れたら気にならないとか、慣れる慣れない以前の問題なんだとかの議論がある。使いやすさのいろんなポイントを考えるのは専門家にお任せすることにして、自分が知りたかったのはそもそもアップデートを行うべきか行うべきでないか、ということにつきる。

というわけで、以下「細かい話はエエ。アップデートしたほうがエエのかせんほうがエエのか、てっとり早く教えてくれや」という同世代以上の紳士淑女のためのメモである。

結論:あなたが老眼なら、アップデートしたほうがよろしい。

操作に関する違和感はあるだろうが、そんなものは慣れるし、別に慣れなくても大したことはない。しかし、iOS7は文字の大きさやコントラストを調整すればすこぶる快適に文字が読めるのである。iOS6以前でも文字の大きさの調整はできたが、それだけでは今ひとつだったと記憶している。

たとえばメッセンジャーならこんな感じで、本当に読みやすいのだ。


美的感覚的には小汚く感じる。が、そんなものは読みやすさの前では無意味に近い。そして、もし、あなたが老眼でなくて、学習コストセンシティビティが高いなら、アップデートしなくてよい。

(iOS7の感想や解説の記事が出回っている。流行の話題について書くと、アクセス数が増えるということを聞き及び、それが本当かどうか確かめるというのがこの記事の目的です。)

2013年8月31日土曜日

類型妄想

左脳右脳論と同じく、血液型、文系理系、直感型論理型の類型論はすべて都市伝説であり妄想である。人間は単に分類が好きなのである。意識の情報処理のバンド幅が極端に小さいことに起因していると推測される。たくさんの要素を把握するためには、分類して要素数を少なくする必要があるからだ。

分類自体はいいとして、問題は、その分類と直接因果関係のない「性格」などをひもづけるというところである。合コンの「つかみ」として使うなら罪のない話だが、人事や合格選考などで使われるとしたら、間抜けとしかいいようがない。しかし、この問題も結局どちらの選択をしても結果的に差はなく、合理的な選択などありえないようなときに、迷う時間を減らすために役だっているとしたら、目くじらをたてるほどのこともない、という大人の意見もある。

敵に捕食されそうになった個体が、右に逃げるか左に逃げるか迷っているうちにやられてしまうより、たとえ悪い結果になったとしてもどちらかに逃げるべき、というような状況を考えればわかりやすいだろう。つまり、迷って判断が遅れること自体が害悪をもたらすのである。

もちろん、敵は捕食者ではなく、逃げたことで落下して死んでしまうという状況もありえるだろうが、確率的に逃げた個体が助かる可能性が高いことは直感的に納得されやすいところだ。

チーム分けを行うことで、敵味方をつくり、競争原理が働いて全体として学習や仕事が進むというのははるか昔から応用されてきた政治的手法である。そして、この分類はまったく根拠がなくても問題はない。しかし、根拠ある(ように感じられる)ストーリーが背景にあると、士気があがることが多い。

血液型は、血液の種類の差が脳や体全体に影響を与え、結果それが性格に影響を及ぼす、というストーリーは科学的な根拠がなくても(血液分類はAB以外にももっと複雑な要素があるので、ABだけでは無意味であるのは明白)、それなりにもっともらしく響かないだろうか。

子供だましの度合いが強いのは、直感型論理型の類型で、これは根拠もなにもなく、「君は直感的だから直感型で、あの人は論理的だから論理型」という同語反復のトートロジーでしかない。ストーリーもロジック何もない。直感型だからロジックは不要です、という冗談ならそれはそれでいいのだが。

類型妄想は、すでに日本の文化として社会に受け入れられている都市伝説なので、あえて異を唱えるつもりはないが、本当に本気でそれを信じているとしたら、ちょっと頭を冷やすべき時もあるでしょう、ということでいかがでしょう?

動物占いも、星座も、干支のたぐいも同様。使うのは合コンやキャバクラに行ったときだけにしていただきたく。

ちなみに、ストーリーがあると納得されやすい、記憶されやすいというのは、分類と同じくストーリーにも情報を圧縮して把握されやすくする、という効果があるからである、と自分は考えております。

2013年7月25日木曜日

Yammer-Webサイトの各ページにURL単位でコメントを残すブラウザプラグイン

Yammerから、Webサイトの各ページにコメントを残すChromeのプラグインが出た。Facebookで、各ページにコメントが残せて、それがタイムラインにも反映させる仕組みがあるが、そのイントラ版だと思えばいいだろう。

こんな感じの画面構成になっている。


あるページにアクセスして、何かコメントを残したければ、コメントエリアを表示させて、書き込む。そして、それがYammerのタイムラインにも反映される。


そして、同じプラグインを入れた同じネットワークの他Yammerユーザがアクセスした際には、コメント数が表示されて、何かコメントがあることがわかるような仕組みになっている。

以下のような使い方が考えられる。

  1. Webサイトのページ修正で利用。指示者が修正依頼をページ上で行い、作業者がタイムラインで気づき、そのページ上で具体的に確認できる。作業が終われば、作業数分のカウント数を減らせられればなおよい。
  2. Webサイト改善に向けて社内からコメントを集める際に利用。営業が、顧客からの指摘点をWebサイト制作部隊に連絡するなど、だろうか。
  3. イントラネットでも利用できるので、URLが一意に定めらえるものなら何でもコメントを適用できる。ECMSや商品データベースなどで使えば、社内SNSとダイレクトに連携して「通知機能」を持つメタ情報システムが利用可能となる。


これはECMSであるAlfrescoで使った例。Alfresco自体にもコメント機能はあるが、社員全員が日常的に使うツールにその内容が通知された方が使い勝手がいいのではないだろうか。非常に単純な機能拡張ではあるが、企業内システムを一変させる可能性をはらんだ内容だと感じた次第。

で、以下のような機能追加が欲しい。

  1. 作業が完了したら「数字」の消込が行えるような仕組。ページに関する残作業がどれぐらいあるか一目でわかる。
  2. エクスターナルネットワークへの書き込みも行いたい。これができれば外部制作会社やないしは顧客にも、「ダイレクトに」業務い参加してもらえる。

<追記>
Yammerのヘルプセンターに、このプラグインがエクスターナルネットワークでも使えないか確認したところ、以下の回答が得られた。


「Thanks for the feedback. Unfortunately it's not currently possible to select a different network in the extension, but it's a feature we're looking at implementing.

Keep an eye out for updates to the extension.」

期待せずに待つこととしたい。




2013年7月16日火曜日

知的生産ツールとしての各電子書籍サービスのデスクトップアプリケーション

電子書籍は、主にタブレットや専用端末で読む物ということになっている。ページをめくったり手にもって読むという紙本のメタファーが再現できるからどうかは知らないが、書籍がパソコンで読めても何も問題はない。研究者が書籍を読む場合は、検索したり引用したり、「生産ツール」として書籍が再利用できれならそれに越したことはない。コンテンツの「消費」はタブレットでも充分だが、「生産」にはやはりPCが適している。

昔読んだ知的生産性向上関連本で次のようなネタがあった。カントの全著作からある単語とその用法を「紙カード(たぶん京大カード)」に抜き出して、それをまとめるだけで研究生活を終えた学者がいて、その分析は後世の学者に任せるというそんな話だった。その本の中では、研究対象のデジタルデータさえあればこんな仕事はGrepを使って一瞬でできてしまう、というようなそんな内容だったが…まあ、それはおっしゃるとおり。

この本はもう捨てたので題名も思い出せない。電子化されていたら該当部分をすぐに抜き出すこともできたのだが、というのはさておき、各電子書籍サービスのPC用(OSX、WIndowsデスクトップ)アプリケーションをいくつか試したので、特に「知的生産」のために「書籍のテキストを再利用する」という観点で結果をまとめてみた 。

<Kindle>
OSX版とWindowsデスクトップ版がある。あまり知られていないことだが、2013/07時点ではデスクトップ版Kindleをインストールしても、日本Amazonのアカウントではログインできないのである。が、Kindleデスクトップ版には裏技とでもいうべきものが存在する。 まず米国Amazonでアカウントを用意する。このときアカウント用のメールとパスワードを日本のものと同一にしておくということ。そうすれば、ログインが可能となり、自分の書籍ライブラリにアクセスできるようになる。


が、残念ながら日本語書籍は利用できない。読めるのは英語の書籍だけだ。加えてテキストのコピーペーストはできない。テキストをハイライトできるだけなのである。


しかし、ハイライトされたりソーシャルメディアにシェアされたテキストは、


からアクセスできて、結果的にコピーペーストが可能となるのである。


<Kinoppy>
Kinoppyのデスクトップアプリケーションは優秀である。OSX版、Windows版があり、当たり前だが普通に購入した日本語書籍が参照できる。そして、テキストは自由にコピーができる。


ユーザの利便性がよく考慮されている。OSX版、Windows版ともにフォントも読みやすい。学術系の本も充実しているので、「生産」をしたいのであればKinoppyを強力におすすめしたい。

<honto>
Windows版のみが利用可能。残念なことにVMware上のWindowsでは、インストールまではできても、書籍を表示しようとするとエラーになってしまう。これは、たぶんDRMによる影響だと思われるが、詳細は不明。


あと、いろんなパターンは試せていないが、リモートデスクトップ系ツールでアクセスされたWindows環境でhontoで書籍読もうとすると、「Protectd by CypherGuard」と文言が出て何も表示されなくなる。これはDRMの影響だろう。また、スクリーンショットをとろうとしても、同じく「Protectd by CypherGuard」となる。


仕方ないので、写真で撮影。文字はギザついていて、どうも読みにくい感が残る。もちろん、テキストのコピーはできない。




<BookLive>
hontoと同じく、Windows版しかない。hontoと同じDRMの仕組みを採用しているようで、VMWare上のWindowsにはインストールできない(hontoはインストールまでは可能だったがBookLiveはインストールがそもそも不可能)。


またスクリーンショットもとれないので、こちらも写真となる。文字はお世辞にも美しいとはいえない。当然テキストのコピーはできない。



<Kobo>
Koboは、電子書籍リーダーではない。書籍の整理をするだけで、書籍を読むことはできない、と思っていたのだが、こちらの記事で読めるようにする設定が判明した。affiliate.confのaffiliateパラメータをRakutenBooksからkobodesktopに変更すればいい。ただ、同記事にあるように縦書き日本語書籍は読めたものではない。また、テキストのコピーはできない。


せめて、普通に読めるレベルに持って行ってもらいたいものだ。ちなみに、Windows8用のKoboアプリもあることにはあるが、日本のWindowsストアからは検索できない。




以下、結論。

研究者が電子書籍を利用する際には、Kinoppy一択。洋書が必要な場合は、Kindleとなる。今回試した範囲では、KinoppyとKindle以外のサービスは使い物にはならない。DRMは何とかして欲しいものだ。

特に学術書というか専門書を「使えるように」して、かつできれば安価で提供するのは、今後の国富のためにも非常に重要だと考える次第。大学の出版部が出しているような本は、電子化して「使える」ようにするべき。国家レベルで税金をぶち込んでも取り組んでもらいたいぐらいである。

さて…Kinoppyの専用eInk端末はソニーReaderということになるようなのだが、バックライトがないのが惜しい。しかし、Evernote連携機能などもあるようなので、これは試さざるを得ない。次バージョンでライトも装備されるということなので、期待を込めて待つこととしたい。

2013年6月23日日曜日

電子書籍雑感


今まで、電子書籍のサービスとして、

  • BookLive(凸版系)
  • Kinoppy(紀伊国屋書店)
  • Kindle(Amazon)
  • iBooke(アップル)

を試してきた。電子書籍にはぼちぼちお金も使っている方だと思う(一年ちょっとでたぶん10万は超えているはず)。加えて、電子書籍の投了率、けっこう高いのである。自分だけかもしれないが、紙の本に比べて早く読める。それ以外に以下のようなメリットがある。

  • 本棚を占有しない
  • 欲しい時にすぐ購入できる
  • 紙バージョンより安い
  • 単語の意味がすぐわかる(洋書でメリット絶大)
  • 文字が大きくできる(老眼には嬉しい)
  • 気になる部分を公開メモ的に使っているソーシャルメディアで共有できる

紙の本より安いと嬉しいのだが、こうメリットがあると高くても構わない、と感じるぐらい。iTunesで売っているならCDより高くても良いと思うのと同じである。不満は、アプリケーションで隠れた機能を呼び出す際にタッチする場所がよくわからず、思っていない動作をすることが多い、ということぐらい。貸し借りできないのは残念だが、まあそれはよしとしよう。

読書デバイスは、iPad Mini、Nexus7、PaperWhite。ちなみに、iPad Miniは紛失して買い直しして、PaperWhiteも壊れて買い直しした。つまり、それぐらい電子書籍は自分には不可欠になったということである。

まだebookjapan、ReaderStore(ソニー)、楽天、ガラパゴス(シャープ)、GooglePlay系は試していないのだが、機会があれば、もうちょっと試してみて、それぞれのサービスの、

  • ユーザ数/アクティブユーザ数
  • 書籍点数
  • 本の価格
  • 無料の本
  • ポイントの仕組み
  • アプリケーションの機能
  • 購入用サイトのユーザビリティ
  • 対応端末
  • 売上(他財務状況)

などについて比較してみたいところ。でも、たぶんアマゾン以外はどこも赤字なのではないだろうか。

さて、昨日クーポン券を偶然入手したので、Honto(大日本系)にトライしてみた。1000円以上の購入で500円引きになるクーポンだったので、上下合わせて1000円ちょいの「天地明察」を購入。


電子書籍で小説を読むのは初の試みだったのだが、一気に読了。さすがベストセラー。しかし、Nexus7のHontoアプリケーションが使えないのである。線をひいたところに、後で一気にアクセスできないのはまったく納得いかない。その点Kindleはやはりよく設計されていると言える。

一時、Webがあるのに電子書籍は無意味だと思っていたのだが、没入感というのが本の良さであることに改めて気付いた。リンクがないため、注意力を消耗しないので深く思考できる。ブログやSNSとは違うのだ。逆に、集中しなくていい場合には電子書籍の形態は向かない。たとえば、電子カタログは本のようにめくれる必要はない。リニアにアクセスさせて一定の閾値を超えた集中力を使う価値がある場合には、電子書籍形態が良い。

そういう観点では議論の対象となってくるのが電子教科書である。わかりやすさのためにいろんな機能を用意するのがいいのか、無骨に文書と格闘させる形がいいのか、議論は分かれるだろう。もちろん、教科や利用者の年齢、学習進度にもよる。たぶん議論しても結論は出ないので、いろいろテストをして学習効果を測定するしかない。

2013年6月7日金曜日

飛び込み営業

昨夜某メーカー販社の営業担当者と話をした。彼は、自分の仕事は半年より先を考えないことで、一か月より先は考えないことが望ましい、というようなことを語った。予算達成はそれほどに厳しいということらしい。自虐的で遠回しの体制に対する不満の表明かと思い、それは流して自分の「営業」に関する一番の関心事である「新規見込顧客を獲得する方法」について質問してみた。回答は、「紹介」と「飛び込み」だった。

紹介はまあいい。問題は飛び込みだ。

飛び込みで商談を獲得できる確率は極めて低い、とのこと。うまくその商材を必要としている顧客にぶちあたる可能性はゼロに近いはずなので、当たり前である。しかし、飛び込みは大事と主張は続く。なぜ大事なのか。ゼロではないから。ゼロではないならやる価値はある、と。

自分がマネージャなら、時間をゼロに近い確率のところで使うよりも、いかに確率の高い見込み客を得るにはどうすればいいか考えて欲しいし、営業マンの貴重なエネルギーはその確率の高い見込み客に使われて欲しい、と申し上げたが、そのあたりから議論はうやむやになってしまった。

以下、会話とは無関係の自分の考察。

飛び込みの確率は低いのに加えて、紹介は単なる紹介であるならこれまた確率は低い。その商材に関心を持っている見込先の紹介でないと意味はない。言うまでもないが、紹介も飛び込みも、結局売る側の観点だけで、買う側の観点が欠けているのがよろしくないのである。

話を聞く側の時間と注意力を奪うということに関して想像力が働かないのは、犯罪的と言ってもいいだろう。

また売る方の経営視点でも、無駄な働き方をして販管費を無駄にして欲しくはないし、無理やり買わせて、ネガティブな印象を持たれて長期的な関係が確立できないのは機会損失である。

<結論1>
見込顧客発掘のためには探してコンタクトしてもらうに限る。これはインバウンドマーケティングの根本的な考え方でもある。

<結論2>
飛び込みももちろん無意味ではない。社会の厳しさを知るための学習、ないしはプレゼンのブラッシュアップを行うトレーニングというメタ的な観点、ということになるが。

<結論3>
人脈営業(紹介)や飛び込みでしか見込み客が獲得できないなら、それは商材自体に欠陥があると考えるべきである。

<結論4>
経営は営業行為を消滅させるには、を第一義的に考えていくべきである。見込顧客にアプローチする部隊は別の名称で呼ばれるのが望ましい。必須ではないが。

参考記事:電話営業というものが理解できない。

2013年5月27日月曜日

ソーシャルメディアの病理と社内SNS展望に関するたわごと(公開私信)

おおむねソーシャルメディアの病理というのはここにまとめてある内容になります。

そして、以下自分の経験です。

まずTwitterです。一時期、フォロワーが1000人ぐらいいました。フォロワー数メトリックスとして、これを増やすというゲーム感覚がおもしろかったのです。

3.11で東電批判と政府批判が巻き起こりました。身勝手で被害者面だけをした批判が気持ち悪くなり、アカウントを削除しました。その後、Facebookに引っ越ししました(2007年にはもうアカウントだけは持っていたのですよ)。

で、何が憂鬱かというと、Facebbokは全員知り合いだったり、社内組織構造がが反映されたりで、好き放題とまではいいませんが正直な発言ができないことなのです。

世界中や日本中をかけまわってビジネスをしていたり、家族仲良しで、誕生日にはおめでとうを言い合って、まさしく「みんな美しくてステキ」すぎて、自分の日々かかえている矛盾と照らし合わせると、徐々に狂気を感じ始めるのですね。ディックの小説世界が実態化したような感じでしょうか(社内SNSが普及したら、そういう形式のサスペンス小説や経済小説もあっていいのかなと思います)。

自分は、主に1.写真の共有(仕事やってますよ的アリバイ用途)、2.RSSリーダで読んだ記事の共有(公開メモ)、3.適当な発言(初期Twitter的なもの)、でFacebookを使っていました。

これを以下のように分散してみようと思っています。やめるというのも潔くていいとは思うのですが、それは次の段階で考えたいと思っています。

1.写真:Pinterest/Facebookそのまま
2.引用:Tumblr
3.適当発言:Google+

Google+も知り合いがいるといえばいるのですが、誰もアクティブではないようなので、気を使わなくていいです。どんな機能がどんな思想で作られているか知るには体験が一番ですしね。あとGoogle+一押しのニュージーランドのJohan氏によれば…GoogleReaderのかわりになるよ、とのこと。これは期待です。

Facebookはこれからも機能は追加されるでしょうが、コンセプトのところは変わらないでしょうし、そのコンセプトを社内向けに持ち込んだYammerも、これから進化するにはGoogle+の模倣があってもいいのかなと思うところもあります。

ただ、Facebookで自分が感じた病理は社内SNSでも容易に再現される可能性はあります。だからこそ、社内SNSはがっつり業務システムとしてつかうべきなのです。一般のSNSやアメブロのブログのように、ちゃちな感想とか意見を交換する場ではなく、まあそれはそれでいいのですが、やはり主眼は、事実の伝達と伝達されたかどうかの確認に使うべきですね。

2013年1月8日火曜日

企業内ソーシャルネットワークの効果測定

以下、Do they 'like' it?という記事を翻訳してみた。

企業内ソーシャルネットワークの効果をどうやって測定するのか?社内ソーシャルに関する成功とはどんなものなのか?Aviva Investorsの社内コミュニケーション担当重役であるTonyは、社内でのYammerの使い方について、4月の「Internal Communicator Diary」で以下のように語っている。

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企業内ソーシャルの効果の測定方法についてお話ししたい。Yammerから社内ソーシャルの導入手順というインフォグラフィックスが発表されたが、これは非常にすばらしい内容だと思う。

<効果測定>
社内で企業内ソーシャルツールを使っているところは多い。Aviva Investorsも同じで、社員の巨大なコミュニティがあり、日々情報がポストされて共有されている。しかし、どう判断すればそれらが役に立っていると言えるのだろう?もし役にたっているとしたら、どれぐらいの労力をかけるべきなのかわかるだろうか?ここで役に立つのが効果測定手法である。もしうまくやれば社内ネットワークに対する洞察が得られるし、今まで考えつかなかったようなやり方で発展させていくことが可能になる。

<目的>
まず、デジタルコミュニティの目的を決めなくてはならない。成功の形がわからないままでは、成功も失敗もないのだ。出発点は、事業の目的をを達成するために社内ネットワークの仕組みが貢献しているかどうか、になるだろう。

たとえばAviva Investorsの事業戦略は「世界的で統合化された資産管理会社になること」である。また、事業の効率性とともに、ダイナミックで近代的な投資カルチャーを醸成することも重要である。その結果、スマートに働き、コストを節約できるようになるだろう。Yammerを使う目的が、世界中の従業員とつながり、各員が持つ経験・情報・アイデア・リーダーシップを効率よく共有するということであるなら、事業戦略観点で理にかなったものとなる。

もし社内SNSの準備中なら、最初に目的設定することをおすすめする。それなしに導入するのはオススメできない。できればYammerやChatterなどのサービスをいろいろ試して欲しい。もう既にSNSが準備されている状況なら、焦点をしぼって目的を持つことで、SNSの構造がはっきりさせることができるだろうし、その目的を計測するための何かも見えてくる。

<計測手法>
次にしなければいけないのは、決めた目的に対してどんな計測手法が社内SNSの効果を実証するためにふさわしいか考えることだ。もしわれわれと同じくグロバールにやりとりをすることが目的なら、計測が以下のようになるはずだ。

・世界中からログインされた回数
・社内SNSにより同僚とよりつながりを持ったと感じるユーザの数
・地域ごとのグループ数やディスカッションの数

全体を見るために「データと数値」それから「親和性や文化なるもの」などを計測したくなるだろう。社内SNSは、メンバー数やディスカッション数など基本的な数値情報計測機能は用意されている。また文化の変化は、ユーザからの正直なフィードバックをアンケートで得ることで計測できるだろう。もちろんコミュニティにも計測にかかわってもらうことを忘れてはならない。

われわれは、「Yammer計測プロジェクト」という公開されたグループをYammer上に用意した。ここで社内SNSの目的とアンケート行うという考えを共有した。興味を持つメンバーを巻き込み、アンケートのための質問をつくることを手伝ってもらった。社内SNSを主体的に関与する人を増やし、方向性を広げるためのアイデアをもらえるようにしたわけである。

そして、まだ社内SNSのメンバーでない人の考えも得られるような形で調査アンケートを実施し、なぜ参加しないのかという理由も把握したいと思った。もちろんYammer上でも調査アンケートを実施したが、それ以外の方法も使って結果に偏りがでないよう配慮した。

<行動につながる成果>
数週間におよぶ調査を経て、その結果得られた洞察について議論し、どんな意味が見いだせるかについて考えた。その結果は課題をよくとらえており、どんなことが必要なのか明白になったと思う。あるストーリーが得られたことを受けて、レポートとそれをまとめたビデオを制作した。この結果について参加者がさらに議論してもらいたいと思ったからである。



まだ始まったばかりだが、結果につながる行動が進歩したと感じられる。グループがテーマを持った会話を行うことを奨励し、また不要なグループは刈り込んで行く「グループ剪定」も行った。経営陣にもっと情報を共有してもらい、全世界の従業員にももっと参加してもらうというやっかいな課題を達成するにはまだ時間がかかるだろうが、調査アンケートと計測なしにはそれが進んでいるか、このプラットホームを使って成功しているかどうかわからないのである。

今後半年以内に、もう一度調査アンケートを実施し、前のベンチマークと比較してみるつもりである。結果、Yammerが事業戦略の役に立ち、会社のつながりが増したかどうかわかるだろう。とても楽しみである!
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Tonyの記事に感謝。Aviva InvestorsでのYammerの広まり方とその進め方はすばらしいと思う。ビデオのスタイルもすばらしい。限られた予算の中での効果的なコミュニケーションだ。読者はこの記事についてどう思っただろうか?コメントは下記か@AllthingsICまでTwitterでしてほしい。

社内コミュニケーションに関する良い話や、社内SNSに関するよい事例をお持ちだろうか?もしInternal Communicator Diaryに何か書きたいなら、ガイドライン参照の上連絡して欲しい。Tony、改めてありがとう。