2013年1月8日火曜日

企業内ソーシャルネットワークの効果測定

以下、Do they 'like' it?という記事を翻訳してみた。

企業内ソーシャルネットワークの効果をどうやって測定するのか?社内ソーシャルに関する成功とはどんなものなのか?Aviva Investorsの社内コミュニケーション担当重役であるTonyは、社内でのYammerの使い方について、4月の「Internal Communicator Diary」で以下のように語っている。

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企業内ソーシャルの効果の測定方法についてお話ししたい。Yammerから社内ソーシャルの導入手順というインフォグラフィックスが発表されたが、これは非常にすばらしい内容だと思う。

<効果測定>
社内で企業内ソーシャルツールを使っているところは多い。Aviva Investorsも同じで、社員の巨大なコミュニティがあり、日々情報がポストされて共有されている。しかし、どう判断すればそれらが役に立っていると言えるのだろう?もし役にたっているとしたら、どれぐらいの労力をかけるべきなのかわかるだろうか?ここで役に立つのが効果測定手法である。もしうまくやれば社内ネットワークに対する洞察が得られるし、今まで考えつかなかったようなやり方で発展させていくことが可能になる。

<目的>
まず、デジタルコミュニティの目的を決めなくてはならない。成功の形がわからないままでは、成功も失敗もないのだ。出発点は、事業の目的をを達成するために社内ネットワークの仕組みが貢献しているかどうか、になるだろう。

たとえばAviva Investorsの事業戦略は「世界的で統合化された資産管理会社になること」である。また、事業の効率性とともに、ダイナミックで近代的な投資カルチャーを醸成することも重要である。その結果、スマートに働き、コストを節約できるようになるだろう。Yammerを使う目的が、世界中の従業員とつながり、各員が持つ経験・情報・アイデア・リーダーシップを効率よく共有するということであるなら、事業戦略観点で理にかなったものとなる。

もし社内SNSの準備中なら、最初に目的設定することをおすすめする。それなしに導入するのはオススメできない。できればYammerやChatterなどのサービスをいろいろ試して欲しい。もう既にSNSが準備されている状況なら、焦点をしぼって目的を持つことで、SNSの構造がはっきりさせることができるだろうし、その目的を計測するための何かも見えてくる。

<計測手法>
次にしなければいけないのは、決めた目的に対してどんな計測手法が社内SNSの効果を実証するためにふさわしいか考えることだ。もしわれわれと同じくグロバールにやりとりをすることが目的なら、計測が以下のようになるはずだ。

・世界中からログインされた回数
・社内SNSにより同僚とよりつながりを持ったと感じるユーザの数
・地域ごとのグループ数やディスカッションの数

全体を見るために「データと数値」それから「親和性や文化なるもの」などを計測したくなるだろう。社内SNSは、メンバー数やディスカッション数など基本的な数値情報計測機能は用意されている。また文化の変化は、ユーザからの正直なフィードバックをアンケートで得ることで計測できるだろう。もちろんコミュニティにも計測にかかわってもらうことを忘れてはならない。

われわれは、「Yammer計測プロジェクト」という公開されたグループをYammer上に用意した。ここで社内SNSの目的とアンケート行うという考えを共有した。興味を持つメンバーを巻き込み、アンケートのための質問をつくることを手伝ってもらった。社内SNSを主体的に関与する人を増やし、方向性を広げるためのアイデアをもらえるようにしたわけである。

そして、まだ社内SNSのメンバーでない人の考えも得られるような形で調査アンケートを実施し、なぜ参加しないのかという理由も把握したいと思った。もちろんYammer上でも調査アンケートを実施したが、それ以外の方法も使って結果に偏りがでないよう配慮した。

<行動につながる成果>
数週間におよぶ調査を経て、その結果得られた洞察について議論し、どんな意味が見いだせるかについて考えた。その結果は課題をよくとらえており、どんなことが必要なのか明白になったと思う。あるストーリーが得られたことを受けて、レポートとそれをまとめたビデオを制作した。この結果について参加者がさらに議論してもらいたいと思ったからである。



まだ始まったばかりだが、結果につながる行動が進歩したと感じられる。グループがテーマを持った会話を行うことを奨励し、また不要なグループは刈り込んで行く「グループ剪定」も行った。経営陣にもっと情報を共有してもらい、全世界の従業員にももっと参加してもらうというやっかいな課題を達成するにはまだ時間がかかるだろうが、調査アンケートと計測なしにはそれが進んでいるか、このプラットホームを使って成功しているかどうかわからないのである。

今後半年以内に、もう一度調査アンケートを実施し、前のベンチマークと比較してみるつもりである。結果、Yammerが事業戦略の役に立ち、会社のつながりが増したかどうかわかるだろう。とても楽しみである!
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Tonyの記事に感謝。Aviva InvestorsでのYammerの広まり方とその進め方はすばらしいと思う。ビデオのスタイルもすばらしい。限られた予算の中での効果的なコミュニケーションだ。読者はこの記事についてどう思っただろうか?コメントは下記か@AllthingsICまでTwitterでしてほしい。

社内コミュニケーションに関する良い話や、社内SNSに関するよい事例をお持ちだろうか?もしInternal Communicator Diaryに何か書きたいなら、ガイドライン参照の上連絡して欲しい。Tony、改めてありがとう。