2014年11月28日金曜日

Kindle紛失対応マニュアル

eInk系Kindleによる読書は快適なため、肌身離さずということになりがちである。電車で読む、トイレで読む、メシ屋で読む、風呂で読む、歩きながら読む、ということになる。結果、読書中断でデバイスを脇におき、それを忘れるということも増える。

今までKindleを紛失したことが二度ある。一度は駅のトイレで用をたす際に、台の上にKindleを置いて紛失。電車に乗って気づき、翌日忘れ物センターに行ってみたが、届けはなかった。そして、最近、飲み屋で自分の席の横に置き、そのまま忘れて出てきてしまった。さいわい、今回はすぐに気付き、お店に電話して事なきをえた(実際には複雑な経路で手元に返ってきたのだが、省略)。

iPhoneと同じく、Find My Kindleみたいな仕組みが欲しいところだが、それはそれとして、紛失が判明した際、何をやればいいか(クレジットカードをなくしたときと同じ)。

1.PCで自分のアマゾンアカウントを開き、「カテゴリーからさがす」→「コンテンツの端末と管理」を選択する。


2.対象となるデバイスを選び、「登録の解除」をクリックする。


これで、Kindleの各デバイスとAmazonアカウントの接続は切られる。なぜこれを行わないといけないかというと、アカウントが接続されたままだと、本が購できるからだ。いたずらで高価な本を購入されないため、Kindle、Kindle Paper White、Kindle Voyageを紛失した際には、まずこの作業を行うことをおすすめする。3GでもwifiでもKindleでネット接続が行われた時、アカウントの接続が解除されるようだ。

もちろんパスワードを設定しているなら不要な対応だが、Kindleを開いてすぐに読みたいいので、自分はパスワードをかけていないし、今後もかけない。

ただ、既にKindleにダウンロードされた本を読ませないことはできない。アカウントが解除されても、ダウンロードされた本は読める。逆にいうと、紛失されたKindleが見つかったら、アカウントの設定を行うだけで、本の再ダウンロードは行う必要はない。

iOSやAndroidのKindleアプリケーションも、デバイスを紛失した際には同様のことをやる必要があろだろうが、タブレット紛失時にはもっとたくさんの対応をしなくてはならないだろうし、遠隔からタブレット全体のデータを消すこともできるようなので、Kindleだけに限った対応をしてもしかたない。

ちなみに、iOSのKindleアプリケーション単体では、本の購入はできない。購入はブラウザから行う。Andoid系はアプリケーション単体で本の購入が可能




2014年11月24日月曜日

Maker Faire 2014を見物して感じたこと

Maker Faire 2014というイベントに娘(小4)を連れて行ってきた。事前知識は皆無であったが、彼女が工作的なことが好きなので、喜ぶかもしれないと思ったのである。

会場は、東京ビッグサイト。とんでもない混雑であった。娘も、展示物が見えず、閉口した様子。とにかく疲れた。そのようなわけで、すべての展示物を見たというわけではないのだが、気がついたことを記しておく。

目立ったのはインテルのEdisonモジュール関連の展示。IOTのためのデバイスだと理解しているが、具体的にどう使うと商売になるのか自分にはよくわからない。小型コンピュータをありとあらゆるものに搭載して、データが集められるとして、デバイスまわりはそれほど金儲けはできないような気もする。IOTで何かやるなら、その集められた大量のデータを解釈するところが重要で、そこから次の有用なアクションを導けるかどうかにつきる。デバイス自体が通信しあって、というようなメリットもあるだろうが、デバイスだけで完結するのではなく人間が介在しないといけないような状況が生み出されると、結局、大量に高速にというメリットが吹っ飛んでしまう(工場で使われる生産機器が互いに通信しあって、業務システムと連動するというのはそれなりに意味があると思うが、これをIOTというのは違和感が残る)。

あとは、3Dプリンタ、Arudino関連、それらがスマートフォンと連動しますというような展示が目立った。誤解をおそれず辛口なことを申し上げると、動くから動くものをつくりました、光るから光るものを作りました、スキャンできるからスキャンできます、どうですおもしろいでしょう、というような素人の域を出ないブツが多い。メガネをかけて、メガネが映し出す映像元のカメラと頭の動きが連動するのはいいけれど、「おもしろいでしょう」の先がない。どうですかと聞かれて、おもしろいですね、かっこいいですね、以上の反応ができなかったのである。娘も、感想を聞かれて、けっこう正直なヤツなので、どう反応したらいいかわかんない、という意見を後で言っていた。

ニーズとシーズがあって、まずはおもしろいことも重要である、というのは認めつつ、結局コモディティデバイスを組み合わせてできるレベルでは、そのデバイスを大量生産するところは儲かっても、それ以外ではビジネスは生じにくい。おもしろければいい、という意見は、自分がオッサンだからということもあるのだが、どうも傲慢に響く。

おもしろいというシーズがあって、いつかニーズにつながるという進化論的でイノベーティブなケースもあるだろうが、やはりニーズから逆算してシーズを仕入れるという流れのほうが現実的ではないかと考える。なぜ、こんな当たり前の身も蓋もないことを考えたかというと、全体的にお金持ち感、かっこいい感がなく、オタク系のにおいが強かったからかもしれない(貧乏くさかったとシンプルに書けばいいのだが、さすがにそれはよろしくないだろう)。

娘は、学研ブースで売っていたモフモフワンちゃん制作キット(正確な商品名ではない)というITとはまったく無関係の手芸的な何かを買って満足の様子。可愛くないとダメ、というマーケティング的な見地に自分も同意せざるを得ない。

仮住まいのミニ引越しコストを節約する

現在、水回りを中心とした自宅の部分リフォーム中で、リフォーム会社が持つ専用マンションに仮住まい中である。リフォーム自体で金がかかるので、仮住まい関連費用はできるだけ節約したいと思った。

当初、できるだけ仮住まいはしたくなかった。子供の学校や塾やクラブ活動などがあるので、電車移動は面倒だったのである。が、水回り中心のリフォームということで、台所、風呂、トイレが一定期間使えなくなることを受け、仮住まいを余儀なくされた。台所は外食で、風呂は銭湯で済ますことはできるのだが、トイレだけはどうしようもない。

幸い、地下鉄で二駅ほど離れた仮住まいが確保され、そこに引っ越しとなったのだが、2週間の短期生活であるので、荷物の移動はできるだけ少なくしたい。引っ越し屋に頼むとそれなりの金額になるし、荷物のパッキングをある程度しっかりしなくてはいけない。というわけで、台車だけ用意し、車で数度往復して自分で荷物を運ぶこととした。

さて、問題は運ぶのが大変な冷蔵庫と洗濯機をどうするかであった。オプションは以下のとおり。


  1. 冷蔵庫と洗濯機のみ引越し屋に依頼。費用は往復で最低4万強。ドラム洗濯機はドラムを固定する器具がないと移動ができない、という事実も判明し、この案は却下に。
  2. 冷蔵庫と洗濯機はなしで過ごす。仮住まいの近くにはコンビニがあり、少し離れていいならコインランドリーもある。しかし、さすがにこれは厳しいということで却下。洗濯機はともかく、冷蔵庫の無い生活は、改めて考えづらいのである(学生時代の下宿のときでも冷蔵庫だけは最初に買った)。
  3. レンタルで冷蔵庫と洗濯機を確保する。移動も頼めるし、短期レンタルなら安い。必要期間は2週間強なので、日割りレンタルが良かったのだが、自分の調べた範囲では最低1ヶ月から。しかし、冷蔵庫と洗濯機を両方借りても、2万円行かない(もちろん、小さいサイズを選んだということもある)。
  4. 冷蔵庫と洗濯機を買う。これは、リフォーム後も使うという前提で、超小型のものを買うということで、実はコストが一番安い。しかし、実用性がないということで、ギリギリまで悩んだが却下。
今回使ったレンタル業者は、こちら。ドメイン名がベタでいかがなものかと思ってはいたのだが、レンタル品も問題なく、対応もよかったと思う。

ただ、自分で荷物を動かすことで、腰痛となり、その治療ということで鍼やサウナに集中して行ったため、その費用として約1万円ほど余分に使った。節約もコストがかかるということで納得せざるを得ない。

2014年11月19日水曜日

Kindle Voyageレビュー

本日(2014年11月18日)、遅ればせながら「Kindle Voyage(ボヤージュ)WiFi+3G」を入手した。今回、さわって気づいたことを中心にレビューを書いておきたい。


過去、eInk系のKindleは、「Kindle2」、「Kindle Paperwhite (第1世代)WiFi+3G」、「Kindle Paperwhite (第1世代)WiFi」、「Kindle Paperwhite (第2世代)WiFi+3G」と使ってきた。故障したり、譲渡したり、紛失したりで結果的に5台目のVoyageに至った。その中で、Voyageの300dpi高解像度画面は最高の品質である。

小さい文字でもクリアに読めるので、目が疲れない。Paper Whiteでは読むのがつらかった、文字の拡大縮小ができないいわゆる「画像本」でも負担を感じない。若い人にはあまり関係ないかもしれないが、中高年にとって最高のデバイスと言える。

また、Paperwhiteでは、ベゼルから文字領域部分が数ミリくぼんでいたのだが、それがなくなって完全にフラットになっている。これは、読みやすさを影響しているわけではないが、たいへん気持ち良いように感じる。

ベゼルを握りこむというか、押すことでページをめくる機能が付いた。物理的なページめくりボタンはKindle2でもあった機構なので目新しいわけではないが、フィードバックとして微小な振動を返すようになっているところがポイントとなっている。なお、このページめくり機能のオンオフ、握りこみの感度、振動の強さは調節可能。


しかし、疑問が残るのは、右のベゼルを押しても左のベゼルを押してもページが進むというデザインである。ベゼルの上部を押すとページが戻るのだが、これも左右は関係ない。右開きと縦開きで異なるのは当たり前だが、左右のベゼルを押すことで、それぞれ「進む」と「戻る」が実現されていて欲しかった(またはその設定ができるようになっていて欲しかったところ)。

ページ送りのスピードは「画像本」でもまったく遅いと感じることはない。初代のiPadMiniのKindleアプリでよくある、ページをめくったときのもたつきや、アプリケーションに戻った際に毎回画面が白くなって再読み込みが行われる現象もなく、ストレスを感じない。唯一ストレスを感じるのは、文章に線をひいたあと「ハイライト」を指定するまで1,2秒時間を要することぐらい。


最後にカバーについて。

少々値段のはる(4,860円)の「ORIGAMIカバー」を選んだのだが、カバー部分が商品名どおり折り紙のようになっており、立てかけることができる。


読書の時に使うことはないだろうが、資料的な書籍を参照する際には活躍するだろうと期待できる。全体がマグネットになっているので、スチール面にはりつけることもできる。

というわけで、Voyage+ORIGAMIカバーの組み合わせは、都心の本を格納するスペースのない中高年には最高の読書環境を提供してくれる最高のデバイスとなっている。値段が値段なので、Paperwhiteから買い換えてまではオススメしないが、酔った勢いで購入しても後悔はないと断言したい。

次世代のeInk系Kindleに期待するのは、生活防水機能と画面の大型化である。

2014年11月18日火曜日

Google PlusのHangout表示が邪魔なとき

非常にくだらないメモなのだが、同様にお困りの方がいるかもしれないということで。

Google PlusからHangoutが使えるようになった。電話やテレカンファレンスやチャットなどができる、スカイプと似たようなものである。一度、知り合いと試して使ってみたのだが、それ以来、Google Plus画面に鎮座されていた。


どうも使いにくいので、どうにかしたいと思っていたのだが、このエリアの消し方がよくわからない。数ヶ月、そのままだったのだが、本日ようやくその消し方というか、収納のやり方が判明。

右上にある引用マークを吹き出しで囲んだアイコンをクリックすればいい。すると、


通常のGoogle Plus画面となる。

2014年11月9日日曜日

「こだわり」という表現は手垢が付き過ぎているので原則やめるべし

あるWebサイトの英語化をやって考えた。

元の日本語サイトは、高級な商品を紹介したもので、会社の歴史やそれに携わる人々の真摯さや商材の優秀性を語る、というよくあるスタイルで、日本語で読む限りまあこんなものかと流せるレベルである。それほど、その商材に興味がない限りアテンション自体がつかまれることもない。そのサイトに至ることも、元々関心がある人に限られる。

しかし、英訳をやるとなると、だいぶ深く読み込まなくてはならない。逐語訳をすると意味が通らないことも多い。繰り返しが多く、表現が情緒的過ぎて、英語にするのがつらい。商品/商材の情報自体、それにより解決される課題、得られる体験を語るべし、というのが、コンテンツに要求される要素だと思うのだが、具体的に書きにくい場合やそもそも具体性のない受注業の場合、それを提供する人の良さや優秀さと、その根拠になる「こだわり」をうたうというスタイルが出現する。

「営業は商品を売るのではなく自分を売ることだ」という言説をすべて否定するつもりはない。が、企業の従業員の人柄の良さを強調しなければいけない、というのは商品/商材の否定である。同業他社の社員は人柄が悪いというつもりだろうか。どこも人柄は平均すれば同じではないだろうか(そもそも人柄は数値化できるものでもない)。何か非科学的かつ霊的な現象があって、特に人柄が良い人が多く集まる企業というのも統計的にないわけではないだろうが、結局、命に関わる手術を受ける際には、人柄はいいけど腕の悪い外科医より人柄は悪いけど腕のいい外科医を選びたい、というシンプルな事実の前には人柄はかすんでしまう。

「人柄」が「コミュニケーション能力」に置き換わることもままある。

さて、このような現象を象徴する言葉として、よく使われるワードが「こだわり」である。「素材へのこだわり」とかそういう表現は良く目にする。素人の考える広告用語として、「こだわり」はあまりに安易に使われている。元々、悪い意味で使われていたというような話もあるが、それよりも、「こだわり」は「こだわりを持つ人に視点を移す」手法であり、「人柄問題」に通じているように思えてしまうのは、自分の性格が歪んでいるからだけでもないだろう。

それよりも何よりも、安易すぎる「こだわり」を見ると、萎えてしまう。「店主が徹底的にこだわった極上小麦からつくった手打ち麺」とかを読むと、「勝手にこだわっておけ」と心の中で毒づいてしまう。

何が言いたいかというと、広告用語としてたぶん1970年代から使われてきた「こだわり」はステロタイプで手垢もついたので、そろそろ別の単語にしてはいかがでしょう、ということである。

以上、感情的に書いてしまったが、正解は、WebサイトでA/Bテストをやってみて、「こだわり」と「こだわり」以外の表現で、アクセス数やコンバージョン数の比較をやること。もし「こだわり」の方が成績がいいなら、「こだわり」を捨てる必要はない。

最後に、英訳はどうしたかを書いておく。「こだわる」で辞書をひくと、
▸ 服装にこだわる⦅うるさい⦆be particular [(いやになるほどうるさい) fussyabout one's clothes. 
▸ 主義にこだわる⦅固執する⦆stick to one's principles. 
▸ 結果にこだわるtake the result too seriously.
となっており、どれもあまり良い意味がない。 いろいろ考えて「passion(情熱)」ということにしてみた。「素材へのこだわり」であれば「our passion for the materials」という感じで。




2014年11月7日金曜日

Evernoteで日本語OCRが機能するように

Evernoteは、撮影された画像に含まれた文字の検索ができるようになっている。ただ、このOCR機能は、英数文字列限定かと思っていたのだが、ある検索を行った際に、日本語も検索対象になっていることが判明した。


先日、本を実家に持っていった際、手持ち全書籍の表紙撮影をおこなったのだが、「清水」で検索したところ、上記画像のような結果になった。いつから使えるようになったのか、また精度の程度はわからないが、とにもかくにも素晴らしいことである。

なお、自分は有料ユーザなので、無料ユーザでこの機能が使えるかどうかは不明である。


APIを経由して、各画像の検索対象となっている文字列を取り出すことができるなら、Evernote経由で、コンテンツ管理システムに画像を入れるような仕組みが実現可能ではないかと思う。

<追記>
調べると2012年から使えたようで、わざわざ記事にするようなことではなかったと反省する次第。ちなみに、アカウントの個人設定で「文字認識に使用する言語」というのを「日本語+English」にしておくことが必要。